IoTの概要とエンジニアの仕事

IoTとは、Internet of Thingsの頭文字を取った言葉で、日本では「モノのインターネット」と呼ばれます。電子機器はもとより、家電や自動車など、モノとモノがネットワークを通して繋がるシステムのことです。ネットワークで繋がることにより、遠隔からモノを操作したり、制御したり、監視したりできます。利用シーンも日常生活のみに限らず、製造業や医療業、農業、物流といったさまざまな環境で活用されているのが特徴です。こうしたIoTを活用することで、人々の暮らしがより豊かになることは間違いないでしょう。

その発展の裏には、IoTエンジニアの存在があります。IoTエンジニアはその名の通り、IoTの開発に携わるエンジニアのことです。仕事内容は、企画から要件定義、設計、プログラミング、テスト、運用・保守まで多岐にわたります。IoTエンジニアとして働くにあたっては、モノを制御するにはセンサーを組み込まなければならないため、組み込み系の知識や技術が必要です。それにはソフトウェアはもちろんのこと、ハードウェアに対する知識も欠かせません。

また、円滑な通信を図るためのネットワーク技術、モノを安全に使えるようにするためのセキュリティ技術も重要です。さらに、AIを併用するケースも多いことから、AIや学習機能などに対する知識や技術を持ち合わせていると、一口にIoTエンジニアと言っても活躍の場を広げられるでしょう。IoTエンジニアに興味があるなら、こちらも併せてチェックしてみると有益な情報を集めやすいと思います。